ここまで言葉を追っかけてきてくれるひとに、目にしてもらうにふさわしい言葉というものがあるように思う。茶化されてしまうことがもはや宿命化されているような場所ではなくて、放つひとも、読むひとも、眺める人も、たがいに、意志をもって、そこにたたずむような場所にこそ、呼吸をするような言葉。