対談Q

WALNUTさんと一緒に考えてみたい『Q』

Guest Profile

WALNUT

東京を拠点に活動するイラストレーター。ノルウェー・南アフリカ・スペインなど世界各国のミュージシャンのグッズデザインを手がける他、ファッションブランドや化粧品会社、食品会社などジャンルを問わず様々な企業とコラボレーションを行う。世界中を旅するうちに多様な文化や日常の中に主題を見つけては、それらをインスピレーション源としてコラージュやラインドローイング、水彩、マニキュア、アクリル絵具など異なるフォーマットで作品の制作を続けている。

「描きたいもの」と「描かないもの」のあいだ

さまざまなイラストを描き、見る人、触れる人の日々を、感情を、豊かにさせているWALNUTさん。『walsketch』に代表されるように、本当に多くの瞬間をイラストで切り取られているように思います。

日常を過ごしていれば、ほぼ無限にある瞬間。旅をすれば、街に出れば、すれちがう、めちゃくちゃたくさんの人々。でも、そのすべてをイラストにできるわけでは当然、ありません。

「描こう」と思うシーンと、「描かなくていいかな」と思うシーンが(実際はそう思う前に通り過ぎていっている場面がほとんどなのかもしれないけれど)どちらもあるのだと思います。

その差ってなんなんでしょうか?そのあいだってなんなんでしょうか?自分も、「歌にしたいな」と思うものと、そうじゃないものとが、両方あるように思います。そこの「あいだ」に何があるのか、そんなことから、お話しできたら嬉しいです。